2015年4月10日金曜日

2015年4月7日と8日のあいだ


日の出ずるクソの国からこんばんは

鮨詰め列車も今日はおしまい

金属の根を張る線路の金切声は徐々に薄れてゆく

隣のおやじが笑い出す

その笑い声が頭にこだまする中、僕はサバンナに住むあの子の横顔を思い描く

意識はこの箱のごとく揺れている 一杯の水が欲しい

たった一杯の水を求め、真夜中のコンクリートの荒野を彷徨うこと5時間

いびきのうるさい嗚咽たちが僕の道を包む

次第に消えてゆく手と足の感覚

まだ見ぬ革命の影が街灯の裏にこぼれている

この国に再び日は昇のだろうか

サバンナにいま日は昇っている

荒地の住民が目を覚ます頃には

僕らは短い眠りに急かされる


L and K

0 件のコメント:

コメントを投稿