at least i should’ve brought
a magazine with a naked woman on;
i am bored to death eating ants
breeding in my right hand
O, man, what’s taking so long
(Hitoshi)
2015年4月15日水曜日
15042015 -01-
たまには違うのもいいかもしれない
たまにはね
いつも同じワインを同じ場所で飲んでいる
同じ音楽を聴いていた
知り合いの声がこだまする
ふと耳を塞いでみると、
心臓が揺れている
あいつの影が見える
しかし夜の闇がそいつの影を消し去るだろう
依然心臓はおかしいほどに揺れているのに
頭の中は至って冷静
わたしにはどうすることもできない
建設中のビルの上でカラスは鳴いている
しなしなになったハンバーガー片手に
黒い子供たちに子守唄を聞かせる
少量の毒を盛った身体にワイドショーは虚しく騒ぐ
いい子だ、そろそろ寝る時間だよ
また明日から同じ毎日が始まるのだから
暗い部屋の片隅であいつの影が揺れている
そういえば
あれはどこにやったっけ
去年の春休みに家の庭に埋めてしまったのに
誰もいない布団のなかに探しにもぐる
暖かい闇の中に包まれて
今日もまた見つけられずに、一日は終わる
カーテンは閉じたまま――
(L and Pan and Koh)

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たまにはね
いつも同じワインを同じ場所で飲んでいる
同じ音楽を聴いていた
知り合いの声がこだまする
ふと耳を塞いでみると、
心臓が揺れている
あいつの影が見える
しかし夜の闇がそいつの影を消し去るだろう
依然心臓はおかしいほどに揺れているのに
頭の中は至って冷静
わたしにはどうすることもできない
建設中のビルの上でカラスは鳴いている
しなしなになったハンバーガー片手に
黒い子供たちに子守唄を聞かせる
少量の毒を盛った身体にワイドショーは虚しく騒ぐ
いい子だ、そろそろ寝る時間だよ
また明日から同じ毎日が始まるのだから
暗い部屋の片隅であいつの影が揺れている
そういえば
あれはどこにやったっけ
去年の春休みに家の庭に埋めてしまったのに
誰もいない布団のなかに探しにもぐる
暖かい闇の中に包まれて
今日もまた見つけられずに、一日は終わる
カーテンは閉じたまま――
(L and Pan and Koh)
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15042015 -02-
今日、この草原で鶏が最後の鳴き声あげた
フライドポテトアゲイン!と
泉の中から現れたミューズは
ウィリアム・バロウズの銃声にびくついている
ボウルダーを越えて
こちらに向かってきた
その頃サバンナでは
谷川俊太郎のミューズが夕陽を背に飛んでいる
インスピレーションなんかクソ喰らえ
モン族の作り出す色鮮やかな刺繍
を首に巻いたフランク・オハラはフランクフルトをかじる
サビエルラッドも狂い出す
チャーリー・パーカーも狂い出す
アレン・ギンズバーグも狂い出す
ボブは冷静だった
水タバコがもう無くなった
シーシャアゲイン!と叫ぶ
マリファナの煙を吸って
シラフに戻る
耳に目に残る狂気の足跡
スーツを着た野蛮人は、
スーツを脱ぎ燃やす
燃えかすから生まれる不死鳥が笑う
革靴が濡れても構わない
この毛皮のコートさえ濡れなければ
それがどうしたっていうんだ?
道端のタンポポに説教を食らって
ゴーヤの苦さを噛みしめる
(L and Pan and Koh)

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フライドポテトアゲイン!と
泉の中から現れたミューズは
ウィリアム・バロウズの銃声にびくついている
ボウルダーを越えて
こちらに向かってきた
その頃サバンナでは
谷川俊太郎のミューズが夕陽を背に飛んでいる
インスピレーションなんかクソ喰らえ
モン族の作り出す色鮮やかな刺繍
を首に巻いたフランク・オハラはフランクフルトをかじる
サビエルラッドも狂い出す
チャーリー・パーカーも狂い出す
アレン・ギンズバーグも狂い出す
ボブは冷静だった
水タバコがもう無くなった
シーシャアゲイン!と叫ぶ
マリファナの煙を吸って
シラフに戻る
耳に目に残る狂気の足跡
スーツを着た野蛮人は、
スーツを脱ぎ燃やす
燃えかすから生まれる不死鳥が笑う
革靴が濡れても構わない
この毛皮のコートさえ濡れなければ
それがどうしたっていうんだ?
道端のタンポポに説教を食らって
ゴーヤの苦さを噛みしめる
(L and Pan and Koh)
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ネクタルに沈む
バスタブで息絶える僕の友人は
薬臭い息で歌いだす!
僕より健康的だ
僕は毎朝五時に起きる
病人どもは病床に臥した
僕はベッドの上でワルツをおどる
緊急ボタンが押されたようだ
せっかく朝陽が僕にスポットライトを浴びせたとこだったのに
ベンゼドリンを抱えたナースが駆けつける
カフェインとともに流し込む
君とこの杯を交わしたかった
かつて君の唇は聖なる毒で湿っていた
濡れる目元
汚れた神聖なバスタブ
臙脂色の布巾
錆びてゆく
これにて契約は終了
(L and Pan and Koh)
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2015年4月12日日曜日
日は続く
玄関にぶら下げられたオレンジの裸電球
眠たそうに瞬きを繰り返す
朝焼けの中の少女
伝書鳩と
彼を運ぶ風の無事を祈り続ける
なびく桃色のマフラー
誓いを立てた
彼女の柔らかな首を守ろうと
世界を震わせる声で噂を流すヨセミテの山々
森をくぐる旅人が
誕生したばかりの詩の産声を
吹き口の欠けたフルートに乗せて
闇に響き渡らせた
穏やかな月光も相まって
ココペリたちの宴にぴったりの夜となった
その上で月はゆっくりと、だがしっかりと、
大地の裏側へと向かった
約束の日へ進んでゆく
始まりの場所から終点へのカウントダウンは始まっていた
気がついたのは出発から60日が過ぎようという夜だった
湧き上がるファンファーレと
全てを攫おうとする黒い影
その青春という情熱に身を焦がしながら
また一つ
腐葉土の上に足跡を残す
腐葉土の上に足跡を残す
(yutaka)
2015年4月11日土曜日
幻影
狂乱の中で私の視界は歪んでいた
なにが病でなにが病でないのかの模索の中で
私は病になることで病を治そうとした
大きな解放と共に私を縛る呪縛は暗闇の中で
微笑を浮かべる 黒い鉛のようなものが
私の体内でうごめき 破滅の舞踏へと駆り立てる
遂には街灯が喋り出し 私の中から数々の欲望が
抜け落ち 桜の色に染まった四月の暖かな日さえも
狂気の声しか掛けなくなった頃 お前が涙を流した
見えない涙に私は溺れ 遂には溺死した
しかしまだ見ぬ革命は私の中でうごめき続け
酒気と共に導線上をたどってくる そいつが扉を
叩くとき ドアスコープ越しに私は問いかける
お前は一体誰だ!
依然物言わぬそいつを迎え出ようと扉を開けるが
どこにもそんなやつは見当たらない
私は街へ繰り出す 街はいつものように黒い人影を吐き出し
狂乱へと吸い込んでいる 暗い酒場で人は存在へと変貌し
男は名も知らぬ女を抱く 私の歪んだ視界は見る見るうちに混濁し
虹彩には灰色だけが残った
友よ 同志よ 詩人よ! お前の色を求めて俺は彷徨っているのだ
今宵俺たちは街の人影の上を 信号機の上を
遅くまで灯りのついた超高層をも越えて彷徨おう
世界をつなぐ貿易船も 遥か彼方の日の出をも
100億光年の孤独をも越えて 彷徨い歩こう
深い水底に沈んで声を出せなくなってしまうその前に
友よ 同志よ 詩人よ 彷徨い歩こう
(Kohsuke)
408時間 (あるいは1468800分)
早すぎる野良犬の挨拶と、遅れまいと続く鶏の返事。
カーテンの隙間。
電気仕掛けの真っ赤なサルと目があった。
とうとう朝になったので、甘すぎるパンを食べにリビングへ。
割れた窓ガラスから見えたのは、
蜘蛛の巣を被ったマリア像の後ろへ隠れる、火薬銃を手にした少年と、
クリスマスソングを歌う半袖の少女たち。
頭痛が起こりそうなほどの賑やかのゲームアーケードを建てたのは、
メガネをかけた無口の叔父さん。
ソファに座るおばあちゃんと、ロック・ミュージック。
白すぎるコーヒーを飲みほす。
それからメーターの壊れたバイクが走り出すと、とうとう訪れた1月9日、10時35分。
それでは、また会いましょう。
ベルの鳴らない教会の前で。
L
2015年、フィリピン、レガスピにて。
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