酒が空いたあとふと思う
トイレの流れる音 すべてが流れていく
ガラガラの我らの声と共に
詩人の声は新しい缶の開く音
缶の中身はなんぞや
それはベッドの下 ベランダから聞こえる声の秘密
わずかに見える彼らの面影
隣人には見えないだろう
私たちにしか見えないのだから
行き先を忘れた我らの思いはそこに集まる
同じ豚肉を食べた私たちの耳にしか聞こえない
食べた豚の声はもはや聞くことはないけれど
缶の潰れる音
今までもこれからも私たちはその責任を負う
(Lee and Hatano)
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