燃える夕日が水平線と溶け合う頃
麦畑が広がる大地で
一人の男が赤を垂らしたパレットを手に
一つの風景を多種な世界のために残す
広大な麦の存在に飲まれ
立ちくらみ
もみくちゃにされ
膝をついても
再びパレットに赤をつぎ足し
筆を振るう
ある子供が歩き方を覚えた頃に丸を描いた
彼の母は古くなった壁に、
しかし彼女が毎日立つキッチンに、
その絵をテープで貼り付けた
そして子供は再び丸を描き始めた
そして子供は再び丸を描き始めた
(yutaka)
0 件のコメント:
コメントを投稿