2016年10月7日金曜日

幸い中の不幸中の幸い

幸い中の不幸中の幸い

10個入りたまご120えんぽっきり
こんな値段みたことない!
得した気分きわまりない!
その日は寝れた。おもいっきり。

でも賞味期限はあの黒の詩のよう
彼らは白くて足もないのに
はぁ、茹でときゃよかったよう、、

でもさっき
茹でたほうが長くもたないと知った!

ラッキー!



(達一郎)

2016年10月5日水曜日

10月

湯気が立つ
会話が盛り上がり、
机を囲む笑顔が増える
きっとここは1日の終わりの場所

湯気が立つ
お箸が進み
母のとは違う味に少し戸惑う
きっとここが1日の始まりの場所

夢と現実の間で
父の言葉が繰り返された

湯気のように消えてしまった日常
と、同時に、心に残る
5文字の言葉

(S. F.)

2016年10月4日火曜日

血の味が口の中に広がる長距離マラソン
喉から胃に染み込んでいくコーヒー
指先からヒシヒシ伝わるささくれ
アルコールが入って鼓動が増していく心臓
全身の細胞に響いていく爆音のライブ音楽
青は青でも微妙に履き心地が違うデニム
火傷するくらい燃え上がる砂浜伝う足の裏
踊るようにはさみを滑らせる美容師の指先
毎日変わる眉毛に隠れる君の喜怒哀楽
何もしなくても動きを止めぬ秒針の音
全てが、
毎日の感覚が、
今この瞬間が。


(KAMI)

2016年10月3日月曜日

昨日のこと

せっかくリップクリーム
塗ったのに なんて
不意に重ねた僕に
少し不機嫌な君が
それでも
生でいいよ と言って
モゾモゾと動いている
生ぬるい発泡酒の缶と
ふたりの距離感は

ちっとも かわらなかったんだ

(園田 遼弥)