びちゃびちゃと生臭いにおい
夜目が覚めて
ベッドの下を覗くと
そこには広い海があって、
魚達がどんなに言葉を食べても
腹が満たされないと泣いている
いっそ叫べよ
僕はこんなにも
どうしようもなく生臭いものだと
けれども
水面には死んだ言葉がぷかぷかと浮いていて、
遠くに流されては
見ず知らずの者の腹を満たしていく
君の中のやつらが覚める朝、
君はゆっくり死んでゆく
(J)
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